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【NovelAI】元素法典について

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NovelAIについては呪文と呼ばれているプロンプトの羅列方式の研究が進んでおり、オープンソースとして公開されています。
そちらの名前がタイトルにもある「元素法典」と呼ばれているもので、現在1巻、1.5巻、2巻(製作途中)と次々と登場しています。

NovelAIに触れるまではなぜ呪文と呼ばれているのか理由がわかりませんでしたが、実際に内容を見てみるとプロンプトとネガプロンプトが異常に長いことから来ているものだと感じました。

今回は先人の知恵を使わせていただきつつ、どのようにプロンプトとネガプロンプトが使われているのか確認していきます。

辉煌阳光法〈陽光ノ魔術〉

オリジナル(画像サイズ:512×768, シード値:3808333944)

フレーバーテキスト:“(ブロンド+光、嫌いな人はいないでしょう)”

プロンプト / ネガプロンプト

プロンプトネガプロンプト
{masterpiece},{best quality},{1girl},Amazing,beautiful detailed eyes,solo,finely detail,Depth of field,extremely detailed CG,original, extremely detailed wallpaper,{{highly detailed skin}},{{messy_hair}},{small_breasts},{{longuette},{grassland},{yellow eyes},full body, incredibly_absurdres,{gold hair}.lace,floating hair,Large number of environments,the medieval ,grace,A girl leaned her hands against the fence,ultra-detailed,illustration, birds,Altocumulus,8kwallpaper,hair_hoop,long_hair,gem necklace,hair_ornament,prospect,water eyes,wind,breeze,god ray,lawn,Mountains and lakes in the distance,The skirt sways with the wind,The sun shines through the trees,A vast expanse of grassland,fence,Blue sky,bloom,smile,glow,The grass sways in the wind{lowres}, {{{{{{{{{{{blurry}}}}}}}}}}}, {{{{{{{{{bad hands}}}}}}}}}, {{{{{missing fingers}}}}, {{{{{{{{{{{{{extra digit}}}}}}}}}}}}}, fewer digits, small hands, error, multiple limbs, bad feet, cropped, worst quality, low quality, normal quality, jpeg artifacts, bad anatomy, long nails, {{{{interlocked fingers}}}}, milf,ugly,duplicate,morbid,mutilated,tranny,trans,trannsexual,mutation,deformed,long neck,bad anatomy,bad proportions,extra arms,extra legs, disfigured,more than 2 nipples,malformed,mutated,hermaphrodite,out of frame,extra limbs,missing arms,missing legs,poorly drawn hands,poorty drawn face,mutation,poorly drawn,long body,multiple breasts,cloned face,gross proportions, mutated hands,bad hands,bad feet,long neck,missing limb,malformed limbs,malformed hands,fused fingers,too many fingers,extra fingers,missing fingers,extra digit,fewer digits,mutated hands and fingers,lowres,text,error,cropped,worst quality,low quality,normal quality,jpeg artifacts,signature,watermark,username,blurry,text font ui,futa,yaoi

パラメータ

CGF7, Euler, Step40

出力結果

こちらに関しては背景の描画力は素晴らしいのですが、代わりにキャラクターがサブの要素となってしまうようで顔の描画が上手くいかないことが多かった印象でした。
こちらの呪文での試行回数は100回程度になっていますが、今回も成功例と失敗例を実際のシード値付きで載せていきますので、試してみたい方は参考にしてみてください。

成功例

オリジナル(画像サイズ:512×768, シード値:3808333944)

オリジナル(画像サイズ:512×768, シード値:3808333944)

オリジナル(画像サイズ:512×768, シード値:3808333944)

オリジナル(画像サイズ:512×768, シード値:3808333944)

失敗例

オリジナル(画像サイズ:512×768, シード値:3808333868)
ウィンクしているようにも見えなくもないけれど、表情が微妙。

オリジナル(画像サイズ:512×768, シード値:3808333919)
小さすぎてキャラクターが全体的に破綻している。

オリジナル(画像サイズ:512×768, シード値:3808333888)
背景に出力結果が持っていかれてしまい、キャラクターが消失する。

考察

背景をメインにする場合はどうしても顔が崩れたり表情が歪になったりしやすいため、「beautiful detail eyes」等の目の出力を補助してくれるようなプロンプトを入れる必要がありそうです。

それでもおそらくは破綻しているイラストが多くなるとは思うので、ガチャのようにたくさん試行回数を稼ぐか、キャラはあくまで絵作りのパーツとみなして「turn around」や「look back」のような後ろを向かせるプロンプトを入れて顔を見せないというのも手段の1つかもしれません。