最近twitter等のSNSでよく耳にするMidjourneyとは、今年2022年の夏ごろから出てきたAIによる画像生成ツールです。
以前からAIによるイラストの自動生成技術は少しずつ出てきてはいたのですが、Midjourneyを皮切りに様々なイラスト自動生成ツールが世の中に出てきました。
mimicというサービスも登場当初は利用条件等が曖昧だったことや今まであまり進歩の見られなかった二次元イラスト(所謂萌え絵といったジャンル)にまで進出し、著作権問題やイラストレーターの感情的な面でのツイートが入り混じって騒然とさせていました。
のちに取り扱っていく予定のNovelAIも二次元イラストに特化したAIによるイラストの自動生成ツールになっています。
Midjourneyとは
Midjourney(ミッドジャーニー)とは、テキストの説明文から画像を作成する独自の人工知能プログラムであり、また同プログラムを開発している独立した研究所の名称でもある。かつてはクローズドベータ版が運用され、2022年7月13日にオープンベータ版への移行が発表された。Midjourneyのチームは、Leap Motion社の共同設立者であるデビッド・ホルツが率いている。Midjourneyはフリーミアムビジネスモデルを使用しており、制限付きの無料利用枠と、より高速なアクセスや大容量、追加機能を提供する有料利用枠がある。2022年8月、ホルツはThe Registerの取材に対し、同社はすでに利益を上げていると語っている。利用者はDiscordのBotコマンドを使用して、Midjourneyでアートワークを作成する。同様のプログラムにはオープンソースのStable DiffusionやOpenAIのDALL-E(英語版)が存在する。
(参照先:Midjourney – Wikipedia)
Midjourney得意とする分野
いくつか試してみたのですがMidjourneyは写真や人物などの写実的なものが得意な反面、日本で馴染みのある二次元やアニメキャラといったものは苦手なようです。
可愛いキャラクターを出している人もいるようですが、呪文と呼ばれている複雑なテキストの説明文からイラストを生成する必要がありそうです。
衣服や装飾はそれなりの精度で描画されていますが、やはりイラスト調の人物の顔は苦手なようで少し不気味な感じがしています。
個人的にはゲームを最初に作る際に必要となってくるコンセプトアートのような、チームや会社に大まかな世界観を伝えるためのものとしては十分使えそうですね。
Midjourneyの利用方法について
Midjourneyには無料版と有料版が存在していて、無料版だと1アカウント25枚までAIによる画像生成を行うことができます。
有料版については10ドルから利用可能になっています。
今回使用したものは無料版のほうで、利用するにあたってはDiscordのアカウントが必要になります。
このあたり需要がありそうでしたらまた別記事にて利用方法を記載していこうかと思います。