【NovelAI】NovelAIの導入

ようやく少し触れそうな時間ができたので巷で話題の「NovelAI」を導入してみました。
最新のNVIDIAのGeforceのグラフィックボードだと個人で自己学習等をさせて絵柄をある程度確立させることもできるようです。

Contents

1 学習させるために必要なグラフィックボードの条件
2 推奨されているグラフィックボード
3 書き出し時間
4 実際にAIが生成したイラスト(※プロンプト含む)
5 Twitter等のSNSへの投稿時

学習させるために必要なグラフィックボードの条件

NovelAIをローカルで動かすために必要になるのはインターネットのゲーム等で使用されているCPUではなく、グラフィックボード、いわゆるGPUのほうが重要になります。

実際に動かしてみたところ、確かにCPUの使用率はYoutubeの動画を流しながら動かしていてもせいぜい20％前後でした。
(AMD Ryzen 9 5900X 12-Core Processorにて。)

対してグラフィックボードことGPUの使用率は動かしている最中は常に90％前後でフル回転しているようで、パソコンからのファンの音も結構なものでした。
(NVIDIA Geforce RTX 3070にて。)

ただし生成する呪文と言われているワード数や書き出す画像のサイズによってもかなり変わってくるかと思います。

推奨されているグラフィックボード

推奨されているグラフィックボードのメーカーはNVIDIAのGeforceが主流らしく、主に下記の3つになっています。

・RTX Geforce 4090 VRAM 24GB
2022年12月時点でのNVIDIA RTX Geforceの最新のグラフィックボードです。
書き出しに必要となるVRAMの容量も24GBと非常に多く、安定かつ速い速度で書き出すことが可能とのことです。

・RTX Geforce 4080 VRAM 16GB
こちらは上記よりもVRAMの容量が16GBと少し少なくなっていますが、自己学習に必要な最低条件である16GB以上のVRAMの基準を満たしているモデルになります。

・RTX Geforce 3090 VRAM 24GB
上記2つのモデルの4000番台からは落ちてしまいますが、3000番台で唯一24GBのVRAMを搭載しているモデルになります。
こちらは書き出し速度は上記4000番台のモデルほど出ませんが、3000番台のモデルはスペックに対しての電気効率に優れており、省エネで書き出しを回す分にはちょうど良いかと思います。

3つのモデルは半導体不足の影響や諸々の事情もあり、現状だとどれも20万を超える程度の価格になっています。
最新の「RTX Geforce 4090 VRAM 24GB」については価格ドットコムで見ても30万前後とかなり高価なものになっています。
(価格ドットコム参考URL：https://kakaku.com/pc/videocard/itemlist.aspx?pdf_Spec103=490)

書き出し時間

縦横比のサイズにもよりますが、Width×Heightを512×512に指定しておけば1枚あたり10秒前後で書き出されています。
(上記のCPU：AMD Ryzen 9 5900X 12-Core Processor、GPU：NVIDIA Geforce RTX 3070にて。)

現在使用しているパソコンですとGPUが「NVIDIA Geforce RTX 3070」ということもあり、こちらのモデルはVRAMが8GBとなっており、残念ながら自己学習には向いていません。
そのため、今回は通常のプロンプトを指定してAIにイラストを生成してもらうことにしました。

実際にAIが生成したイラスト(※プロンプト含む)

プロンプト	ネガプロンプト
cute girl	none

画像サイズは512×512、最初の生成だったので一旦かわいい女の子のイラストを生成してもらおうと「cute girl」というシンプルなワードを入れてみました。

プロンプト	ネガプロンプト
cute girl, cat ear	none

口の生成が歪な形になっていますが、上記の「cute girl」に猫耳を意味する「cat ear」を追加したこともあり、しっかりと猫耳がイラストに反映されました。

髪色や髪の長さ、瞳の色などキャラクターが別状態になっているのは自己学習ができていないNovelAIを使用していることと、生成されたときのランダムシード値によるものかと思います。
(シード値の項目には初期設定として-1が入っていて、-1の場合は生成するたびにシード値がランダム生成されるようになっている。)